やっと就職に向けて動き出そうという気持ちになって。

とりあえず、以前転職活動していた時に登録していた派遣会社さんに連絡してみて。
ずっと総合職で働いてきたから、時給はわりと良いし、大手企業も紹介してもらえるけれど。
派遣社員、として働くことに抵抗があって。

プライド?というよりも、3ヶ月おきの更新に怯える派遣社員をずっと見てきたから。
そういう状況で働いたら、ずっと不安定な気持ちが続くんじゃないかって思う。

新幹線使っても始業時間に間に合わないくらい遠いところに実家があるし。
セーフティネットがない中で、雇用が不安定な仕事が自分に出来るのだろうか?
それに、私がやってきた仕事は管理部門の仕事。
忙しい時に気軽に雇えて、落ち着いたらいつでも契約解除出来る。
そういうイメージ。サイテーだなって自分でも思う。

面接数回、筆記試験もやって、正社員になっても、解雇になったのにね。
正社員だって解雇されること分かっているのに、分かっているからこそ、派遣社員が怖いのかな。



新卒入社した会社は上場企業している大企業。

定時退社が当たり前。むしろ残業すると怒られる。
入社日から有給休暇20日付与。
年間賞与は5ヶ月。それも毎年自然に上がっていく。労働組合もちゃんとあるし。
福利厚生も充実している。
うつ病で休職してもちゃんと復帰出来る仕組みが出来ている。

不況不況、大企業も倒産するかもしれない、そんな風に言われる時代だけれど、定年まで勤めあげられると信じられる、その前提で採用されみんな働いている。

そういう良い会社を、どうして辞めちゃったんだろうね、なんて今さら考えても後の祭り。

「刺激」

20代の若さゆえか、そういうものを求めて、飛び出してしまった。





自分で書くのは恥ずかしいけれど、転職してから私は頑張っていた。
地元は遠いけれど、大学入学から、東京の、それも都心で生活して。
世界的大都市も、こんなもんかーって、少しマンネリしていた。
でも、あの会社は、私に新しい世界を見せてくれた。

午前0時過ぎまで残業して、くったくたで帰って、慌ててシャワー浴びてちゃちゃっとスキンケアして眠って、あっという間に朝になって飛び起きて、満員電車に揺られて。

それでも、あの会社のビルを見上げると自然とやる気が出てきて。

よし、今日も頑張ろうと、500円もする栄養ドリンク、にんにく注射しながら、笑顔で働いていた。
入社日から配属された部署に張り付いてほとんど休憩も無く、そう、お昼休みも14時~16時。
仕事の量が多いのもあるけれど、ご飯食べる時間も惜しかったから。

ほとんど他部署の人接する機会も無いまま試用期間を過ぎて、正規採用された頃には、自然と覚えてくださって。声をかけてくださる社員も増えて。これからもっともっと楽しくなるだろうなって、希望に満ちていた。ちょうど桜の時期。

がむしゃらに働いていれば、挨拶程度でしか接しない社員にも好感を持ってもらって声をかけてもらえるような社員になれた自分が好きになってきて。

でも、中間管理職の上司にそんなキャラクターを嫌われてしまった。
毎朝、上から下まで服装チェックされる。
「“女”を使って働く、っていうのも良いかもしれないね。せっかくの武器だし」あなたを見てたらそう思ったと言われる。
嫌なメールももらった。

中途入社だから、前職での経験を活かしたいと思っていたけれど、
「ごめんね、私はあなたと違って大企業で働いたことがないから」イヤミだと思われてしまう。

ここまでは、単なるイジメ。
これくらいで折れるほどメンタルが弱い人間だとは思っていなかったし、耐えられていた。
目の前の仕事がとにかく多すぎて、そのお陰であまり気にせずに済んだのかもしれないけれど。
気にしていないつもりだったけれど、少しずつ澱が溜まっていたのかもしれない。

いつしか、「仕事も遅いし、ミスが多いし使えない」と偉い人に報告されるようになって、不法行為を受け、あっさりと心が折れた。

今となっては、本当に笑っちゃうくらい。どうしてあの程度で?って情けなく思う。

だって、今の方がずっとずっとつらいから。



長くなってしまったので、また書きます。